小児科
特徴
少子高齢社会の現代において、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わってきています。衛生環境の改善や予防接種の普及により特定の感染症が減少する一方、発達障害や心身の不調、不登校などの問題がクローズアップされるようになりました。子育て世代の抱える困難は多様であり、子どもたちの明るい未来が見通しにくい時代となっています。小児科専門医には「子どもの総合医」「子どもの代弁者」として、子どもたちの身体的な健康のみではなく、発達・成長を見守り、健やかに社会へ送り出す役割を担うことが求められています。私たち堺咲花病院小児科は「病気の治療」という枠を超えて、日々の生活の中での困りごとを一緒に解決し、地域の子どもたちとそのご家族の生活をより良いものにできるよう支援する姿勢を大切にしています。
午前診、時間外診療センター(午後の部・夜間の部)と幅広い時間帯の外来診療を行っており、風邪、アレルギー、予防接種、腎臓病等の専門診療、日常の心配事まで広く診療しております。お気軽にご相談ください。
地域の医療機関からの紹介、急性期疾患の治療、検査入院、医療的ケア児(者)のレスパイトなど様々な目的での入院診療も実施しております。
一般的に小児科は中学生までを対象にしておりますが、当院ではご希望される場合は高校生以上でも小児科で診療させていただきます。
診療内容
急性疾患や慢性疾患の診断・治療、健診や予防接種、成長・発達に関する相談など、幅広い診療内容に対応しています。子育てに関する悩みや、心配なことなどもお気軽にご相談ください。
・小児一般診療、感染症など
発熱、咳・鼻水、腹痛、下痢・嘔吐、その他の急性期の症状・疾患に対する診療
・アレルギー、アトピー性皮膚炎
食物アレルギー・花粉症などの検査及び治療
スギ、ダニによるアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法
重度のアレルギー症状のある方に対するエピペンの処方
アトピー性皮膚炎のスキンケア指導・治療
・腎臓病、膠原病
学校検尿などの尿異常に関する検査
ネフローゼ症候群やIg A腎症などの小児腎疾患の診断・治療
若年性特発性関節炎、全身性エリテマトーデスなどの免疫疾患の診断・治療
・発達の相談、心身の不調
後期健診(10か月頃を目安に受診しましょう)
乳幼児健診の指摘事項や、発達の評価、日常での困りごとの相談
起立性調節障害や過敏性腸症候群など心身の不調により生じる症状の治療
・夜尿症(5歳以降に1か月に1回以上のおねしょが3か月以上続く)
原因の精査、生活指導、飲み薬やアラーム療法による治療
・低身長
低身長症に対する成長ホルモン分泌負荷試験、成長ホルモン補充療法
・神経疾患
熱性けいれん、てんかんの診断・治療
頭痛の診断・治療
・予防接種
定期、及び任意の予防接種
日本脳炎、子宮頸がんワクチンの特例接種
(ロタウイルスワクチンはロタリックス®️、子宮頸がんワクチンはガーダシル®️、シルガード9®️を採用しています)
・在宅医療
医療的ケア児(者)のレスパイト入院
(普段受診されている医療機関から当院の地域連携課へご紹介・ご相談ください)
・小児循環器疾患
川崎病の診断・治療
乳幼児健診や学校健診で指摘された心雑音、不整脈等に関するご相談
(金曜日に小児循環器を専門とする医師の外来診療を行っています)
診療時間・外来担当医について
午前診
診療時間 |
9:00~ |
受付時間 |
8:00~12:00 |
時間外診療センター
診療時間 |
14:00~ |
受付時間 |
13:30~20:00 |
予防接種
接種日 |
火曜日~金曜日
※接種希望日の前週の金曜日正午までに、電話または外来受付でご予約下さい |
受付・開始時間 |
前半 |
開始 14:00~ |
後半 |
開始 15:00~ |
電話予約受付時間 |
月~金曜日 |
13:00~16:30 |
土曜日 |
12:00~13:00 |
※接種スケジュールなど、予防接種についてご不明なことがありましたら、母子手帳をご持参いただければ、随時ご相談を承ります。
公費接種
- ヒブワクチン
- 小児肺炎球菌ワクチン
- 不活化ポリオ
- 麻疹・風疹混合ワクチン
- 水痘
- 日本脳炎
- 2種混合(ジフテリア、破傷風)
- 3種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳)
- 4種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳、不活化ポリオ)
- 5種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳、不活化ポリオ、ヒブワクチン)
- BCGワクチン
- B型肝炎
- ロタウイルスワクチン
- 子宮頸がんワクチン
任意接種
担当医師